知床連山縦走
6/28〜29日  O須賀
  今回は羅臼町の野営場から取り付きゆっくりとたっぷりと二泊三日、誰にも気を使うこと無くのんびり過ごして写真を撮ったり陸での
自分のダメっぷりを反省したり過ごそうかな思ったが、あいにく雲の中。急遽岩尾別温泉側より羅臼岳に登る。今年二度目の羅臼岳、
でもまだピークには登っていない。何度もこのルートは来ているので是非羅臼コースを歩きたかった…。
  天気はとても良く20kgオーバーのザックにも段々と慣れてき、足取りも軽く行く先々で咲いている山の花に目を奪われながらの登り。
羅臼平にあがると羅臼岳頂上は残念ながら雲の中だった。そのまま三ツ峰キャンプ指定地へと向かう。
  エスパース・ソロのテントをビシッとしっかり張って飯。先日ICIの知り合いに頂いた赤飯と山の棒ラーメンでお腹いっぱいになった。
昼寝の後、羅臼岳を見るとやっと雲がとれ重々しく威風堂々とした山容を魅せてくれた。何を考えて目を瞑ろうか考えてたら考えがま
とまる前に疲れきって爆睡。

     

    

  目が覚めるとエスパースの生地が明るい黄緑色だったので外を覗くと見事な青空が!!朝食はスキムミルクを溶かしてフルグラを
かき込みコーヒーを淹れてのんびりテントを畳む。日差しに結露部分を当てながら本当にゆっくりと。天気が良いのですぐに朝露も乾
いた。
  ザックの荷物をバランスよくキレイに整え2日目のスタート。三ツ峰を振り返ると速く薄い雲が足早に駆け抜けていく。サシルイを登
ると雲の中。惜しいなぁと思いながら次のオッカバケ岳に期待して歩き出すと青空が。イヤッホーゥと意気揚々と歩いて行くと雪渓が
あらわれ、先行者の足跡を頼りに進んでいく。すると北東雪渓で遠く前方に黒い影が・・来たよコレ・・ついに・・。
  一眼レフのレンズを慌てて望遠に替え、雪渓ど真ん中だと気づかれちゃうんじゃないかとなるべく端のハイマツ脇をあるきゆっくり
近づいて行く。動きが単調だ。おかしい。レンズを覗きこんでみた。「ハイマツやん!」・・やっと熊ックスを写真に収められると思った
のにつまんないオチでした。
   

  オッカバケを過ぎて二ツ池に着くとガスは薄くなったり濃くなったりを繰り返す。お陰で二ツ池を過ぎた南岳へと続く絶景の稜線上で
は残念ながら硫黄山を見ることが出来なかった。それでも歩いていると自分の居るところだけは青空になりガスも霧雨もあたらず麓で
無事を祈ってくれていた人たちのパワーが雲を飛ばしてくれてたんだなと下山後に知る。
  南岳に付く前にあまりにペースが速いためシートを広げて昼寝をしてみることにした。起きてからは昼食をとりコーヒーを淹れて再出
発。南岳を過ぎたあたりから今回の縦走路の一番印象に残った花畑郡に出会うことになる。砂礫地ではまだかまだかと待ち遠しかっ
たシレトコスミレに出会った。いっちばん最初に出会ったシレトコスミレを撮影してほんの十数歩あるいたら辺り一面にシレトコスミレ群
生地。素晴らしいところで、時期的にもちょうど良かった気がする。
  それから先もメアカンキンバイやメアカンフスマも。シレトコスミレとのコラボ。知円別平へ向かう途中のチングルマ畑などもうここから
離れたくないほど。いや俺って死ぬときにここの花畑をきっと思い出すに違いないと本気で思った。

 

    
  知円別岳から廃道となった東岳への分岐からはなんともルートとは思えないガレ場トラバースとなり、まっ白な砂礫地質で大型動物
の背中さながらのやせ細った尾根、中の廊下に足がすくみ、さらには滑落して岩に激突してしまうんじゃないかという第二前衛峰へ登
り返す急峻な雪渓。ここらへんだけは気合を入れなおして歩かないと。
  第一火口への分岐についた時、第一火口でもう一泊するはずだったが、スマホで雲の様子を確認すると翌日はまるでダメ。ここから
急にペースを上げて今日中に下山を決める。
  展望は望めないだろうと思いつつも一応なかなか来ることが出来ない硫黄山なので登頂を目指す。こんなにアッサリだったかと思う
ほどすぐに登頂。でも残念ながら雲の中。結局今回の縦走では全てのピークで雲の中に入り縦走路上だけは青空のなか気持よく楽し
く歩くことができた。
  計画変更を家族らに山頂から伝える。これが15時過ぎ、あとはもう何も考えずカムイワッカ登山口を目指して降りる走る降りる(笑)

   
  知床縦走は硫黄山から登り羅臼へ降りる。これが俺の中でのベストルートだなとひとつ勉強になった。絶対的にそのほうがストーリ
ー性ある。下山後そのまま風呂入れるしね。縦走中の水の問題とか色々含め。いつかその行程でもう一度歩きたい。知床縦走は最
高でした!!